【体験談】理学療法士から施設ケアマネになったら給料上がった

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給料はどうなる?A.PT時代より上がった

給料up

なんと、ケアマネになることでPTの時より給料がアップしました。

なぜかと言いますと…

同じ法人内でPTから施設ケアマネ兼介護職に転換したからです。

詳しく解説します。

まず、基本的に経営者が労働者の賃金を下げることは違法であり、簡単にできません。これは労働契約法8条に規定されています。

つまり、PTからケアマネに同法人内で転換しても、給与が下がることはありません。実際、給与は維持されました。

給与を維持した状態で「介護職兼務」となったことが給与アップを生み出します。

介護職に対しては、さまざまな「処遇改善」が国から施されます。この処遇改善は、給与に上乗せされて支払われるのが一般的。

私は、給与を維持しながら、兼介護職の肩書を持ったことで、処遇改善分の給与アップがされたのです!(当然、介護業務にはいるようになりましたが…)

仕事の内容面では、良し悪しありますが、介護職への処遇改善は小さい額ではありませんから、生活は上向きましたね。外食が増える程度には。(事業所によって取っている処遇改善加算が異なるため、金額は各事業所によります)

ちなみに、最近ではPTよりケアマネの給料の方がP高いケースも割とありますから(常勤で年収420万円超え求人など【MC-介護のお仕事】)検索してみてはどうでしょうか。

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参考:https://corporate.vbest.jp/columns/4926/

ケアマネはどんな仕事?A.サービス調整役になる

ケアマネジャー

施設ケアマネの仕事は、施設で行われる利用者のケアの調整です。

ケアプランを作成して、介護士や看護師、機能訓練指導員などと連携しつつ、利用者の施設ケアが適切に行われるように支援します。

その中で、家族とのコミュニケーションや入所や退所に関する業務などなど…。施設によって異なりますが、おおまかにはそのような仕事をします。

あまり体を使わず、頭脳労働です。(介護職を兼務するとめちゃくちゃ体を使う可能性があります)

ケアマネの仕事やりがいはある?A.人によってはPTよりもやりがいを感じられる

理学療法士も、人を助ける仕事であり、やりがいを感じやすいことは間違いないですが、ケアマネも同じような理由で働けます。

理学療法という方法にこだわらず、人を助けたいと思うなら、ケアマネでもやりがいを感じられると思います。

また、ケアマネは介護保険において利用者の代弁者となれる立場なので、いろいろな物事を動かしやすい立ち位置になります。

もし、リハビリ以外にも「各専門職が〜のように関わってくれたら良いのになぁ…」と、幅広く目が向く人であれば、むしろケアマネの方が力を発揮できる可能性すらあるかと思います。

「せっかく理学療法士という資格を持ったのだから、それを活かしたい!リハが好き!」という方は、リハ職を続けた方が幸せだと思います。

居宅ケアマネと施設ケアマネどっちが良い?A.個人的には施設ケアマネがおすすめ

介護施設

まず、理学療法士のマクロ環境として年齢層が若めでありながら給与が上がりにくい状況にあります。

そして、こちらのブログを読んでいる方の多くは給料面も気にしていることかと思うので、施設ケアマネ【MC-介護のお仕事】おすすめです。(MC 介護のお仕事の求人検索から「特別養護老人ホーム」や「介護医療院」などをチェックして検索するのがおすすめ)

施設ケアマネの場合、昨今の人手不足の加速具合から、介護職を兼務できる可能性が高いです。そのため「給与+処遇改善」を狙いやすい環境にあります。

ただし!もちろん、施設の状況に応じて、介護職を兼務できない可能性もありますし、夜勤まで入らなくちゃいけなくなる可能性もあるでしょう。(断ることもできると思いますが)

そうは言っても、国の方針からして「介護職は人員不足のため給与アップを図る」「ケアマネも不足してきているから処遇改善を検討しようか…」という段階ですから、マクロ環境からすれば介護職やケアマネの給料が上がりやすい状況になりつつあるのは間違いありません。

逆に、PTの処遇改善については、協会が要望を出しているようですが、特にそれについて国からの話は出てきていないようですね…。(もし、知っている方がいたら教えてください)

そして、居宅ケアマネについてですが

居宅ケアマネは、まず「介護職兼務」が基本的にできません。なので、現行の処遇改善加算の恩恵を受けられないのです。

給与面については、必ずしも施設ケアマネより低いとは言えませんが…処遇改善をもらえる可能性が低めなのは、金銭的にはデメリットになり得る要素でしょう。

さらに、居宅ケアマネの仕事はめちゃくちゃ大変だと思います。最近では厚生労働省の推進で居宅ケアマネの担当できる人数をどんどん増やす方針のようですから、より大変になっていくと予想がされます。

施設ケアマネは、ずっと変わらず「1人あたり100人まで」です。

「いや、100人ってめちゃくちゃ多いじゃん…」と思うかもしれませんが、そもそも施設の大きさによって入居可能人数が決まっていたりするので、確定で100人を担当する訳ではありません。(このあたり、また別記事で書こうと思います)

つまり、施設ケアマネは、今のところ居宅ケアマネのように「今後の負担増」が計画されていないのです。(ケアマネジメントに関しては仕事量が増やされましたが…)

以上から、世の中の流れを読めば、施設ケアマネが給与や仕事量的に有利になると考えられます。(ただし、介護人員不足でめちゃくちゃ現場に出される可能性はアリ)

私たちにも生活がありますから。やりがいだけでは生きていけないので、うまく世間の流れを読んで、流れに乗ることをオススメします。

参考:https://job.kiracare.jp/note/article/21586/
参考:https://www.joint-kaigo.com/articles/16696/

ぶっちゃけPT時代より良いので施設ケアマネおすすめ

私個人としては、施設ケアマネとして務められそうなリハ職がいるなら、転職をオススメします。【MC-介護のお仕事】

今の日本の状況(超少子高齢化・スタグフレーション・超円安などなど…)だと、そもそも今の生活水準を維持できるかどうかすら不安ですので…。

さらに、最近は国民負担率が高すぎるという世論が強くなり、診療報酬5.5%引き下げの提言が財政審からされているくらいですから、少なくとも医療に関わるPTに関して先行き明るくはなさそうです。

なるべく給料の高い仕事について、貯金や投資に上手く回すことがメンタル的にも良い気がしています。

と言っても、これは私が「ただのPT」程度の能力の持ち主だからこそ言える内容です。

もし、PTの中で高収入領域に行けるほどの能力があると自覚していたなら、PTとしての道を突き進んだかもしれません。

個人のスキルで突き抜けたいなら、世間の流れなど読まずに、信じた道を突き進むのも良いでしょう。

しかし、凡人ならば、この右肩下がりの日本社会でのポジション取りを考えた方が良いのではと思う次第です。

人気はないが、一応世の中には必要とされている仕事。このあたりは、政府が支援する可能性が高いです。(処遇改善やら補助金やら)

参考:https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1177308

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